交通事故の示談手続きについて

示談は被害者と加害者の納得の上で行う

自動車で交通事故を起こすと、被害者に損害賠償をおこない、さらに刑事責任を負って罰金を支払うことになります。
損害賠償や罰金の金額は、交通事故について検察が調べることで決定されます。
しかし決定されるまでに示談が成立していれば、それらはかなり少なくなります。
示談とは、加害者と被害者との間で話し合いをおこない、損害賠償について決めることです。
ここで被害者が納得するだけの損害賠償金を決めて支払えば、それ以上は被害者への賠償をおこなわなくても良くなります。
また、既に損害賠償金を支払うことで罪を償っているという点が考慮され、刑事責任が軽くなり、罰金が減額されます。
つまり被害者に先に許しを請うことで、罪を軽くすることができるのです。
不起訴となって罰金が0円になるケースもあります。

示談金次第で加害者の人生は大きく左右される

したがって被害者との話し合いは、加害者のその後の生活を守るためにも非常に重要です。
加害者が懸命に頭を下げたりすることで被害者の溜飲が下がれば、それだけで許しをもらえることもあります。
しかし逆に、被害者が損害賠償金をどんどん請求してくる場合もあります。
そのため話し合いは、加害者と被害者の1対1でおこなうのではなく、公正な判断のできる保険会社のスタッフや弁護士が加害者の代理となり、被害者との間でおこなうことが多いです。
保険会社のスタッフも弁護士も、事故の状況から判断し、加害者と被害者の双方が納得できるような適切な損害賠償金を提示してくれます。

きちんと書類を書いて証拠を残します

具体的な損害賠償金が決まったら、その内容を記した書類を作成します。
これがなければ、損害賠償金の取り決めが単なる口約束となり、後日加害者が支払いを拒否したり、被害者が増額を要求したりする可能性があります。
そのため双方が承諾したという証拠とするために、書類化して署名捺印をおこなうのです。
ここまでおこなって初めて、示談は成立となります。